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カラテアとマランタ

第2章 彼女が居ない日

(PART-9)
数日後、彼女E子は職場の研修旅行に出かけた

めんどくさがってたけど販売員表彰にギリギリ乗ったらしく欠席できないんだって

前日に「晩ご飯はD美と一緒に食べてやって」
「D美がひとりで出かけようとしたら止めるように」
「アンタは泊まったらダメ、もし泊まったときはちゃんと報告して」

色々注文が多かった

浮気の心配というより、少し情緒不安定なD美を心配してる印象だった

「わかってるよ、いつものことやんか!それより溜まったボクのはどーすりゃいいんよっ」

「はぁ!?
知らん知らん!
何だったらD美に手でしてくれ、て土下座してみたら?アハハハ」

「あほか、そんなんできるわけないやん!研修帰ってきたら次の日休みやろ?ホテルいこっか」

「うん、ええよ」

そうしてE子は研修旅行に出発した

当日はD美も仕事、ボクもバイト

バイトも終わり夜9時
特に連絡はしてなかったけど、いつものようにD美の部屋へ寄った

でも鍵が閉まってて誰も出ない

当時はケータイもポケベルも無かったから連絡のとりようもない
ヤバい!イキナリ初日からトラブル発生!

D美が繁華街でヤンキーに連れて行かれたり、また昔のトラックのオッサンとこに行ったのか、めちゃくちゃ悪い想像ばかりする
しかも雨も降ってきた

D美の実家も顔見知りだったけど、余計な心配かけさせられないし、ましてや家庭環境がちょっと問題ありだったのでスルー

D美の職場は知ってたけど電話番号までは知らない
仕方ない!職場まで見に行こう

雨の中ボクはクルマを飛ばした
夜だからすれ違ってもわからないけど、待ってるだけのほうがつらかった

D美の職場についた
クルマもある!
そお~と覗くと、何やら揉めてる様子
アチャーもしかしてヤバいタイミングで来ちゃった?

まぁ別に乱暴されてるわけでもなさそう
どうしようかな、と思ってたら先にD美が気付いた

「あ!おニイ」

「えーと、遅かったから迎えにきたよ、良かったのかな…」

「うん、嬉しい!さ、帰ろー」

「いいのか?」

「うん、早く出よう」

ボクは立ちつくしたままの男性に一礼した
雨がひどくなってきたのでD美のクルマは置いて、ボクのクルマに同乗することになった

気まずい…

「えーと、メシ食ってから帰ろうか」

「おニイ、アリガト、ちょっと言い寄られてた、助かった」

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