アタシとアイツ【短編集】
第1章 1.先輩の本性
「痛かったら言ってね」
少し指のスピードが緩んだかと思ったら先輩はそう言って微笑んだ
そしてアソコに少し違和感を感じた
しかも少し痛い
「せ、先輩。少し痛いですっ!何してるんですか!?」
私は目を細めた
耐えがたい痛みじゃないけど
少し、顔が歪む
「ごめんね
でも、もう入っちゃったよ?」
えっ!?
気が付けば痛みも少し緩和されている
「何が入ったんですか?」
素直に聞くと先輩はいたずらに微笑んだ
「指2本っ!」
「///」
「まだ、痛い?」
そう言われて小さく首を振る
「マイちゃんって意外とエッチなんだね?」
「///」
顔が更に熱くなるのが分かった
先輩は優しい
「動かすよ?」
でも時に意地悪だ
私の中で優しく激しく
私の敏感な部分を刺激し続ける先輩の指
「あぁん//やぁ、だめぇぇ//」
それに答えるように大きくなる私の声
「あんまり大きな声出したら警備の人に気付かれちゃうよ?」
そんなことを言われても
勝手に声が漏れてしまう
「せんぱいの、ばかぁぁ//」
そして先輩は指の速度を緩めようとすらしない