無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

さすが休日は人多いな。



指定された席に座り、私は辺りを見渡すとユウが持つポップコーンに手を伸ばした。



開場ギリギリで購入したこともあり、私たちの席は一番後方の左側



前方には２人組の女の子と２組のカップルがいたが、私たちの列には私たちのみだった。



「そんながっついてたら太るぞ！」


「う、うるさいバカ！」



私たちは相変わらずそんなやり取りをしながら、映画の始まりを待った。