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補習の常連さん

第4章 御泊まり

俺って変な癖ばっか持ってる気がする。
まあ、癖なんてそんな簡単に治るものじゃないから取り合えずは意識していく所から始めてみよう

俊助は鍵を無くして家に入れない事を説明した。

すると―――――
再び見目先生の口から溜め息が漏れた

何回聞かされたんだろう。
先生の溜め息…

「じゃあなんだ。
家に入れないって事は鍵が見付かるまでずっと探さなきゃいけないよな。あと、そうだな…。ホームレスにでもなってみるか?……なんてのは冗談だよ」

と、顔色一つ変えずに言ってきた

…はは、すみません先生。
俺にはそれが冗談には聞こえないようだ。
言葉を詰まらせ反応と言うものが出来ず俺はニコリ

「あの…、俺もっかい探してきます。
まだ学校の中全部探してないしもしかしたら見付かるかもしれない」

そう言って椅子から立ち上がったが
少し待てと引き止められた

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