テキストサイズ

補習の常連さん

第4章 御泊まり

10分後。


んー

んーーー

これどうやって解いたっけ・・・

さっき教えてもらったばっかりなのに!!!!

さっきまでは出来たんだ。
理解だってしてた。ほんとだよ?

もう・・・

俊助はさっき解けたプリントを目返した。
なんでこうなったのか自体、完全に忘れてしまっていた。

・・・もっかい聞こうかな

「お、やってたの?えらいじゃん」

「先生」

見目先生が戻ってきた。
そして俺のプリントを覗き込む。

「なに、また忘れたの?」

「忘れちゃった」

俊助は顔を赤くさせながら苦笑いした。

「まあ、後で教えてやる。取り敢えず付いてきて」

どこ行くんだろ?

俺は見目先生の後ろをついてった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ