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補習の常連さん

第4章 御泊まり

「じゃあやるぞ。そこ座って」

「はい」

俊助は机に着きさっきのプリントを鞄から出した。
う・・・なんか緊張する。


俺の直ぐ隣に見目先生が居る。
実際見られてるかは分からないけど見られてるか感がヤバくてペン先が進まない

あれ、ヤバい。
問題の内容が頭に入らない。
落ち着け俺、落ち着くんだ。

「ほら、さっき解いた問題だぞ。これはどうするんだっけ?」

「うん。えっと・・・。えっとね」

そして言葉を詰まらせる。
もう自分がアホ過ぎて笑ってしまいそうな
そんな勢いです。はは

「忘れたの?」

「んー、どうだっけ」

「分かんないなら分かんないて言えよ」

見目先生はフッと笑いながらそう言ってきた。
俊助は顔を赤くしながらはーいと言った。



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