言葉で聞かせて
第2章 体調不良と猫
ある日の仕事前
僕がお店で他のキャストと世間話をしている時、携帯電話が鳴った
「おい、聖夜。携帯鳴ってんぞ」
「あ…ありがとうございます」
液晶に表示されているのは姉さんの名前
また何か用事かな?
普段はほとんど連絡来ないのに
「はーー」
僕が電話に出た瞬間、姉さんの怒号が響いた
『ちょっと!!!!どういうことなのよ!?!?』
うぅ……頭が痛い……
鼓膜から脳にまで響いた姉さんの大きな声にその場にいた全員が反応したため、僕は廊下に移動した
「え、と……何に怒っーー」
『何にじゃないわよ!!!千秋君に連絡が取れないって編集者さんが大慌てで私に電話してきたのよ!!!あんた達ちゃんと面倒見てんの!?!?千秋君はなんで連絡取れないのよ!!!』
「姉さっ……落ち着いて……」
電話の向こう側で博秋さんも姉さんを宥める声が聞こえる
暫くして姉さんの興奮が収まると、漸く詳しい話を聞くことができた
千秋さんの担当編集者の方は千秋さんと毎日メールをしていて、仕事の進み具合を確認していた
しかし今日千秋さんといきなり連絡が取れなくなり、姉さんに連絡した、と
そんなことが前にもあって、その時は部屋に倒れていたらしく
なるほど
それで姉さんはこんなに焦って僕に連絡してきたのか
僕がお店で他のキャストと世間話をしている時、携帯電話が鳴った
「おい、聖夜。携帯鳴ってんぞ」
「あ…ありがとうございます」
液晶に表示されているのは姉さんの名前
また何か用事かな?
普段はほとんど連絡来ないのに
「はーー」
僕が電話に出た瞬間、姉さんの怒号が響いた
『ちょっと!!!!どういうことなのよ!?!?』
うぅ……頭が痛い……
鼓膜から脳にまで響いた姉さんの大きな声にその場にいた全員が反応したため、僕は廊下に移動した
「え、と……何に怒っーー」
『何にじゃないわよ!!!千秋君に連絡が取れないって編集者さんが大慌てで私に電話してきたのよ!!!あんた達ちゃんと面倒見てんの!?!?千秋君はなんで連絡取れないのよ!!!』
「姉さっ……落ち着いて……」
電話の向こう側で博秋さんも姉さんを宥める声が聞こえる
暫くして姉さんの興奮が収まると、漸く詳しい話を聞くことができた
千秋さんの担当編集者の方は千秋さんと毎日メールをしていて、仕事の進み具合を確認していた
しかし今日千秋さんといきなり連絡が取れなくなり、姉さんに連絡した、と
そんなことが前にもあって、その時は部屋に倒れていたらしく
なるほど
それで姉さんはこんなに焦って僕に連絡してきたのか