言葉で聞かせて
第9章 鳴き声、泣き声
「千秋さん、後ろ……自分で解しますか?それとも僕がしますか?」
「……っ」
口の周りを今度は僕の先走りで汚した千秋さんが僕を咥えながらぴく、と反応した
「……」
「千秋さ……っ」
答えが返ってこないからもう一度呼びかけようとすると、千秋さんに喉を締められて吸われた
大きな声が出そうになって口を閉じる
じゅ、じゅ、と大きく部屋に響く水音に興奮した
「…………」
尚も沈黙を貫く千秋さんは僕の膨らみを揉んでいた手を止めた
「……っん……ぅ……」
自分のではない喘ぎ声に下を見ると、千秋さんが自分で後ろを解しているところだった
うわ、わ
すごい
「……っあ、痛っ……」
今度声をあげたのは僕
千秋さんが自分で解している自分に反応して、僕のに軽く歯が当たったから
「ぁ、ご……ごめんなさい」
口を離して申し訳なさそうに謝ってくる千秋さんに微笑む
「大丈夫です。僕こそ、シてもらっている分際ですみません」
「自分からなんて初めてで、上手くないですよね……」
シュン、と音が聞こえそうなほど目に見えて落胆した千秋さんに軽く笑ってしまった
「すごく気持ちいいですよ」
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