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言葉で聞かせて

第1章 姉から突然の呼び出し

「きゃ、やぁぁ……」


恥ずかしそうに顔を赤らめながら女は喜ぶ


「ちょっとぉ!ねぇ聖夜!ユリばっかりずるい!流星が駄目ならどうせ聖夜も今日アフター駄目なんでしょう?あたしにもアレしてよぉ〜」
「はい、マイさん。今日はアフター行けなくて、ごめんなさい」


悠史も俺と同じように女の前髪にキスをする

女2人が喜んでる間に黒服が俺たちのところへ来て跪いた


「流星さん、聖夜さん、ご指名です」
「あぁ」
「はい」


俺たちが立ち上がろうとするとユリとマイはつまらなそうにため息をつく


「もう行っちゃうのぉ?」
「やだ〜」


ため息の後に吐き出された別れを惜しむ言葉に俺達は揃って微笑んだ

俺は綺麗にセットしてきたであろう女2人の頭に手を置き、軽く撫でた


「悪い。またな」


悠史は執事のように美しくにお辞儀して再び微笑む


「後で、時間が許せばまたお伺いしますね」


俺たちが席を去るのと同時に別のキャストがその席についたが、女2人は俺たちの最後に浮かべた笑顔に見惚れて顔を赤らめていた


あぁ、気分がいい
征服するってのは、ほんとに


俺たちは次の指名された客の元へ向かった

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