
言葉で聞かせて
第9章 鳴き声、泣き声
僕の胸にこてん、と落ちてきた千秋さんを抱きとめて頭を撫でる
ある程度息が整うと千秋さんは僕を見上げた
「気持ちよかったですか?」
なんだか今日はよく聞かれるな
僕シてる時変なことしてるのかな?
「これまでにないくらい気持ちよかったですよ」
「そ、ですか……よかった……」
にへ、と笑った千秋さんが綺麗で、旋毛にキスをした
お互いくたくたに疲れてしまったから、お風呂は諦めてとりあえず蒸しタオルで身体を拭く
千秋さんの中に出してしまった僕のはどうしよう、と千秋さんがベッドで横になりながら考えている
それはもちろん
「僕がやりますよ」
「えっ……」
前回は自分でスる、と言ったから任せてしまったけれどやっぱりこういうものの処理は僕らがやるべきだ
それに前回と違ってすぐには立てないほど疲れているんでしょうし
うつ伏せに寝転んだ千秋さんのお腹の下にクッションを入れて腰を上げる
下にさっきの蒸しタオルを汚れてもいいように添え
「失礼します」
と指をゆっくり中に挿れた
まだ広がったまま閉じきっていないそこは僕の指をすんなり受け入れてくれる
ぐちゃぐちゃに濡れたそこから掻き出すように指を引くと
