言葉で聞かせて
第10章 再来
千秋目線
自分と同じ性別の人を好きになってしまって
最初はどうしたらいいのかわからなくて
全くそうは見えないんだけど
年下、だし
それにまさかの
二人、だし
頼っていいのかもよくわかんなくて
どっちに?とか色んなこと考えて
結局二人ともにすごく迷惑かけて
これで終わりかも、なんて思いながら伝えた僕の気持ちを受け入れてくれた時は、本当に嬉しかった
けれど同時に、どうしてこの気持ちが自分の声で伝わらないんだろうってすごく悔しかった
「はぁ……」
僕の嫉妬なんて酷い理由で声が戻ってきて少し経った
最初は久しぶりに喉が震える感覚と、久しぶりに聞く自分の声にすごく違和感があったんだけど
流石にもう慣れた
二人が仕事に行ってる間、暇だなぁ
僕もお仕事しなきゃなんだけど
「うぅん……」
仕事が予定より大分進んでるのを確認して、ちょっとだけエスケープ、とベッドに転がる
枕をむぎゅぅ、と抱き締めて二人への恋しさを発散
「んーー……会いたいなぁ……最近は休日も一緒にいられないし……」
最近特に理由を教えてもらえないまま、悠史さんも敦史さんも休日まで家を空けている
大した理由もなしにそんなことするわないってわかってはいるんだけど
我儘言いたい気持ちは強い
僕の方が本当にあの二人より長く生きてるのかなぁ
自分と同じ性別の人を好きになってしまって
最初はどうしたらいいのかわからなくて
全くそうは見えないんだけど
年下、だし
それにまさかの
二人、だし
頼っていいのかもよくわかんなくて
どっちに?とか色んなこと考えて
結局二人ともにすごく迷惑かけて
これで終わりかも、なんて思いながら伝えた僕の気持ちを受け入れてくれた時は、本当に嬉しかった
けれど同時に、どうしてこの気持ちが自分の声で伝わらないんだろうってすごく悔しかった
「はぁ……」
僕の嫉妬なんて酷い理由で声が戻ってきて少し経った
最初は久しぶりに喉が震える感覚と、久しぶりに聞く自分の声にすごく違和感があったんだけど
流石にもう慣れた
二人が仕事に行ってる間、暇だなぁ
僕もお仕事しなきゃなんだけど
「うぅん……」
仕事が予定より大分進んでるのを確認して、ちょっとだけエスケープ、とベッドに転がる
枕をむぎゅぅ、と抱き締めて二人への恋しさを発散
「んーー……会いたいなぁ……最近は休日も一緒にいられないし……」
最近特に理由を教えてもらえないまま、悠史さんも敦史さんも休日まで家を空けている
大した理由もなしにそんなことするわないってわかってはいるんだけど
我儘言いたい気持ちは強い
僕の方が本当にあの二人より長く生きてるのかなぁ