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言葉で聞かせて

第4章 飲み過ぎ注意

その言葉にその場にいた三人は固まった

そして一瞬後、千秋の顔がゆでダコのように真っ赤になった


「え?なに?真っ赤になっちゃった。かわいー」


尚もへらへらと笑う伊勢さんに呆れ顔で悠史が教えてやる


「伊勢さん……千秋さんは貴方と同い年ですよ……」
「……は!?」


俺は溜息をついて立ち上がる
悠史に近づいて、悠史の背中に隠れていた千秋の頭を撫でた


「まぁ、わからなくもないですけどね」


千秋はまた猫のように手に擦り寄っている


「嘘でしょ!?こんなに可愛い見た目の子が俺とタメ!?なにそれ!」
「僕達も最初は信じられなかったので」
「だな」


全然そんな風に見えないな〜と明るく話す伊勢さんに恐怖心が払拭されたのか、千秋は少しずつ悠史の背中から出てきた

そんな千秋を見て悠史は優しそうに微笑んでいる


「とりあえず、朝食にしましょうか」
「そうだな」
「いや〜悪いな。ご馳走になります」
「食ってくんすね……」
「え?当たり前じゃん」


伊勢さんの態度に苦笑しながら、悠史は台所に向かって歩いて行った


「……俺も手伝うわ……」


それに続いて俺も台所に向かった

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