言葉で聞かせて
第5章 再発
深夜
お酒に酔って足元のおぼつかない女性の腰を支えながらホテルに入った
「んんっ……聖夜……先にシャワー入っていい?」
「いいですが……大丈夫ですか?」
「大丈夫よぉ。待っ・て・て」
僕をベッドの方に押しやって、彼女はシャワールームに消えてしまった
中から水音が聞こえたのを聞き届けてから僕はとりあえず着ていたスーツの上着を脱いでハンガーにかけて、ベッドに腰掛けた
ラブホテルなんて久しぶり……
なんというかこの……
いかにもこれから性行為をしますっていう空間
やっぱり……苦手だ……
そんなことを考えているとシャワールームの扉が開き、中から今日のお相手が出てくる
彼女は僕の隣に腰掛けて僕の胸に手を置いた
「次、入ってきて?」
「はい。それでは、失礼します」
今度は僕がシャワールームに向かった
熱めのお湯を浴びながら気合いを入れる
我慢しろよ、僕
あんまり変なことするわけにはいかないんだから
肺の底から深く息を吸って、吐く
それを何度か繰り返す
身体と髪に染み付いた煙草とお酒の匂いを落とすだけの簡単なシャワーを終えて、女性の待つベッドルームに向かった
お酒に酔って足元のおぼつかない女性の腰を支えながらホテルに入った
「んんっ……聖夜……先にシャワー入っていい?」
「いいですが……大丈夫ですか?」
「大丈夫よぉ。待っ・て・て」
僕をベッドの方に押しやって、彼女はシャワールームに消えてしまった
中から水音が聞こえたのを聞き届けてから僕はとりあえず着ていたスーツの上着を脱いでハンガーにかけて、ベッドに腰掛けた
ラブホテルなんて久しぶり……
なんというかこの……
いかにもこれから性行為をしますっていう空間
やっぱり……苦手だ……
そんなことを考えているとシャワールームの扉が開き、中から今日のお相手が出てくる
彼女は僕の隣に腰掛けて僕の胸に手を置いた
「次、入ってきて?」
「はい。それでは、失礼します」
今度は僕がシャワールームに向かった
熱めのお湯を浴びながら気合いを入れる
我慢しろよ、僕
あんまり変なことするわけにはいかないんだから
肺の底から深く息を吸って、吐く
それを何度か繰り返す
身体と髪に染み付いた煙草とお酒の匂いを落とすだけの簡単なシャワーを終えて、女性の待つベッドルームに向かった