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言葉で聞かせて

第13章 言葉で聞かせて


僕が知っておくだけ、と食い下がると、悠史さんはため息をついた


「はぁ……千秋さん……」
「……うぅ、ごめんなさい……」


やっぱり、だめか


と諦めようとした時、敦史さんが悠史さんの腕の中にいた僕を持ち上げて自分の腕の中に閉じ込めた


「いいじゃねぇか、別に。やってみないと無理かどうかなんてわかんねぇだろ?」
「敦史さん?」
「敦史……っ」


悠史さんがはハッと顔を上げて敦史さんの口を塞ごうとするのを軽く払い除けながら、敦史さんは僕がずっと知りたがっていた「3人で気持ちよくなる方法」を教えてくれた


「千秋、二輪挿しってわかるか?」


ニリンザシ?

一輪挿しがお花を一本で生けることだから、お花二本……あ……?


「……」


僕の顔が真っ赤になって、意味がわかったことを悟ったらしい敦史さんが悪戯っ子のような笑みを浮かべる


「お?知ってたか。やらしー」
「ちっ、違います!一輪挿しは知ってたので……そこから、連想、して……」


段々尻すぼみになっていく僕に、悠史さんは顔を覗き込んで心配してくれる


「千秋さん?」
「……っ」


え、だって
二輪挿し、ってことはお尻に2人のを同時に……ってこと?

そんなの

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