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言葉で聞かせて

第13章 言葉で聞かせて


「できるもの……なんでしょうか?」


僕の呟きに、敦史さんは笑った


「当然だろ。千秋人間の尻の穴がどんだけ広がるか知らねぇの?」
「え……っ」
「こら、敦史」


悠史さんは怒っていたけど、敦史さんが話してくれたことは僕にとってすごく驚くことばかりだった


お尻の中に、腕……頭……


そんなもの入るわけないってものまで咥えて快感を得ることができるなんて、人間の身体は一体どうなっているんだ

でも


「それは、慣らせば誰でも出来るってことですよね?」
「まぁ、そうだな?」
「なら……やって、みたいです……」


僕が顔を上げると、敦史さんが驚いたような顔をしている


「えっ、アナルフィストを?」
「違っ……二輪挿しを……」
「馬鹿敦史」


なんで教えるんだ、と拗ねる悠史さんに僕は手を伸ばす


「悠史さん、大丈夫です。僕の身体は2人よりも小さいですけど、2人よりもずっと丈夫に出来てますから」
「そんな根拠のない自信はどこから生まれてくるんですか……」


ちょっと可愛いな、悠史さん


僕は悠史さんの顔の近くまでずり上がって、鼻の頭にちょん、とキスをした


「年上、ですしね」
「!」

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