
言葉で聞かせて
第13章 言葉で聞かせて
「ふぁ、あぁぁあっ!あっ!」
「んんっ……ぅ……」
「……く、ん……っ」
僕の身体を2人が強く抱きしめる
3人ともほとんど同時に声を上げて、僕の中に熱いものが流れ込んできた
熱い……
溶けてしまいそう
「は……はっ、はっ……」
誰のともわからない荒い息が部屋中に響いて、肩の前側と後側両方に息がかかるのを感じる
僕の中に収まっている2人のものはびく、と痙攣を繰り返していた
脳天まで突き抜けるような快感、そんな言葉がぴったりなほど全身快感に包まれていて、足の先には痺れているような感覚がある
疲れた……
「ふぅ……」
荒い息を整えて僕が息をつくと、さっきよりもずっと小さくなった2人のもののうち片方がゆっくりと引き抜かれた
「あぅ、んん……」
「すみません、千秋さん。大丈夫ですか?」
僕の身体を心配しながら頭を撫でてくれる悠史さんを振り返ると、自身を抜いたらしい悠史さんの顔は全面汗だくで
悠史さんも気持ちよかったかな
と安心できた
「全然大丈夫です」
へら、と笑いかけると「良かった」と呟いた悠史さんにキスをされる
「千秋、抜くぞ」
「は、い……」
