
言葉で聞かせて
第13章 言葉で聞かせて
敦史さんに声をかけられて、抜かれる衝撃に身構えたんだけど
「はぁ……」
敦史さんのため息を聞いてもまだ何の衝撃もこなくて
あれ?
と首をかしげる
「どうした?千秋、疲れたか?汗拭いてやるから寝とけよ」
敦史さんにゆっくり身体を横たえられてもまだ何にもわからない
「抜、きました……?」
僕の質問に敦史さんも悠史さんも首をかしげる
「あ?」
「千秋さん?」
えっ違くて
頭が可笑しくなったとかそういうんじゃなくて
「敦史さんのが抜けた感覚が……なくて……」
そう言ってみると、2人の視線は自然と僕のお尻に向かう
恥ずかしいから見ないで欲しいけど、何かあったなら言って欲しいからじっと堪えた
すると
「ぶっ……はははははっ」
「ちょっ……敦史!」
敦史さんが突然笑い出して、悠史さんが慌ててそれを宥める
何!?
なんで!?
「何かあっ……ひゃ、あん……っ」
笑い出した理由を聞こうとすると、突然僕の中の敏感な部分が刺激された
「!?」
「千秋のアナル、開きっぱなしになってんぞ」
敦史さんが指を一本立てながらにやにやと笑っている
