
言葉で聞かせて
第13章 言葉で聞かせて
敦史目線
悠史の悩みなんて聞いたのはいつぶりだったか
辛そうにする悠史の姿は何度見ても吐き気がするほど似合わねぇな
お前がそんな顔をするならその元凶を俺が殺してやるから
そんな顔しないでくれ
なんて
この思いが、こんな感情に発展するとは思わなかった
離れたくねぇ
千秋とも、悠史とも
俺が好きだなんて言ったのは人生で3人目
3人とも共通して、俺の暴力で傷つけた奴らだ
千秋を抱き締めながら、星空を眺める
もう、あの時みてぇな過ちは犯さねぇよ
抱き締める腕に力を込めると、千秋に女らしい柔らかさなんか欠片もないことに気がつく
女みたいにに弱くねぇって言ってたな
そりゃそうか
でも、男だからとかじゃなくて
こいつは強い
何度も俺を守ってきた
だから俺も、お前を守れるようになるよ
俺の身体を半分ずつ千秋と悠史に分けてやろう
そうすれば俺は千秋と悠史のものになったこの身体を傷つけようなんて思わねぇだろ?
もう2度と、傷つけたりしねぇよ
さて、じゃあ
ホストとして、最後の仕事をしようか
抱き締めた腕を緩めると、千秋は不安そうな顔で俺たちを見上げた
馬鹿
俺たちが1番不安だっつの
だから
頼むから
拒絶なんかすんなよ
「千秋」
悠史の悩みなんて聞いたのはいつぶりだったか
辛そうにする悠史の姿は何度見ても吐き気がするほど似合わねぇな
お前がそんな顔をするならその元凶を俺が殺してやるから
そんな顔しないでくれ
なんて
この思いが、こんな感情に発展するとは思わなかった
離れたくねぇ
千秋とも、悠史とも
俺が好きだなんて言ったのは人生で3人目
3人とも共通して、俺の暴力で傷つけた奴らだ
千秋を抱き締めながら、星空を眺める
もう、あの時みてぇな過ちは犯さねぇよ
抱き締める腕に力を込めると、千秋に女らしい柔らかさなんか欠片もないことに気がつく
女みたいにに弱くねぇって言ってたな
そりゃそうか
でも、男だからとかじゃなくて
こいつは強い
何度も俺を守ってきた
だから俺も、お前を守れるようになるよ
俺の身体を半分ずつ千秋と悠史に分けてやろう
そうすれば俺は千秋と悠史のものになったこの身体を傷つけようなんて思わねぇだろ?
もう2度と、傷つけたりしねぇよ
さて、じゃあ
ホストとして、最後の仕事をしようか
抱き締めた腕を緩めると、千秋は不安そうな顔で俺たちを見上げた
馬鹿
俺たちが1番不安だっつの
だから
頼むから
拒絶なんかすんなよ
「千秋」
