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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第13章 〜疾風、シュターム

翌日、ナオトは第2ブリッジに居た


ブリッジは浮遊空母そのものの操舵を行うブリッジと、戦闘指揮を行うブリッジに分かれている


また、戦闘指揮は作戦を取り仕切るフロアと、フリューゲルなどの兵器の管制塔のフロアにも分かれている


第2ブリッジの建物、アイランドブロックは目視できる透明な強化窓があり、天井からは巨大なディスプレイ(認識マップ)が設置され、多角的に捉えられるようになっている



目視での新型機シュタームは非常に華奢に見える


甲板からの離脱、甲板への着艦など基本的な運用から始まり、

変形のを繰り返して練度を上げていく


また後翼を可変させ、脚部に変形

前翼を背面に移動させ簡易的な人型形態をとる


モビルスーツと呼ぶにはあまりにも小型で華奢なシルエット



シンシアが指摘するように耐久性には問題がありそうだ


だが、それもパイロットの腕次第


何度も繰り返していくうちに、シンシア機はゴロリと回転しながら受け身をとり、その反動を活かしたまま変形

受け身が終わるときには既に航空機モードに変形が終了させ、脱兎のごとくバーニアを吹かす


「よく、こんな短い時間でここまで……」


ナオトは感心していた

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