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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第13章 〜疾風、シュターム

ナオトは“責任重大じゃないかっ?”と感じていたが、すささずリトケからフォローが入った


「ナオト、そう身構えなくてもいいさ!

思ったように操作してみて、違和感があったら言ってくれりゃあいい!

その違和感を課題にしていくのがオレの仕事なんだから

ラクにやってみろって」



そう言われて、自分が前かがみな姿勢になっていて、グリップを握る手のひらが汗だらけになっていることに気づいた



“ただのシミュレーションだ

ゲームと同じだよな!よし”


ナオトは深呼吸して、リラックスすると首をまわす


コキッと音がなる



「リトケさん、じゃあまた最初からお願いします!」



「オーケー! シーン夕方、天候良好、風速30、いつでもどうぞ!」



ナオトからのモニター画面が赤い空に変わる



シミュレーション画面の端の縦ランプが点滅


ナオトは発進プロセスから始め直した…



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