浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第14章 シュメッターリングの舞
“プーダー”と呼ばれる雷粉を撒き散らし、空の兵器たちは為す術もなく陥落していく
船団はあっという間に壊滅した
一瞬の出来事だった
「スティーブ様、完了ですわ」
少女の声が響く
「手応えのないものでしたわね」
また別の少女の声
「張り合いがありませんね」
「でも円陣に乱れがありましたわ」
「私ではなくてよ」
何人もの少女の声
そこへ若い男の声が割り込む
「いゃあ、上出来!上出来!みんなご苦労さま!
いいチームワークでしたよ」
「ありがとうございますスティーブ様!」
「嬉しいですスティーブ様!」
「勿体無いお言葉ですわスティーブ様!」
「さぁ、みなさん帰りますよ!シュメッターリング部隊の成功の宴を開きましょう!
わがグリメット城へ!」
スティーブと呼ばれた男の機体を先頭に、牽引されたシュメッターリングたちが空を舞う
スティーブ機に回線がつながる
「スティーブ様、我が社の最新フリューゲルはいかがですか」
女の声
「アリッサ殿!なかなかの機体ですね!
この最新鋭機は!
さすがアモルフィス社といったところです!
特にこの機体の優雅さが気に入りましたよ!
わがグリメット家にふさわしい!
すぐに母艦に戻りますがゆえ、ともに勝利の盃を交わしましょう」
「スティーブ様、勿体無いお言葉ですわ、私どもアモルフィスはグリメット家のお役にたてて光栄でございます、戻られましたら早く機体の感想など教えて下さいな」
スティーブの声は若い男の声だが、アリッサと呼ばれた女性は少しかすれた中年女性の声だ
船団はあっという間に壊滅した
一瞬の出来事だった
「スティーブ様、完了ですわ」
少女の声が響く
「手応えのないものでしたわね」
また別の少女の声
「張り合いがありませんね」
「でも円陣に乱れがありましたわ」
「私ではなくてよ」
何人もの少女の声
そこへ若い男の声が割り込む
「いゃあ、上出来!上出来!みんなご苦労さま!
いいチームワークでしたよ」
「ありがとうございますスティーブ様!」
「嬉しいですスティーブ様!」
「勿体無いお言葉ですわスティーブ様!」
「さぁ、みなさん帰りますよ!シュメッターリング部隊の成功の宴を開きましょう!
わがグリメット城へ!」
スティーブと呼ばれた男の機体を先頭に、牽引されたシュメッターリングたちが空を舞う
スティーブ機に回線がつながる
「スティーブ様、我が社の最新フリューゲルはいかがですか」
女の声
「アリッサ殿!なかなかの機体ですね!
この最新鋭機は!
さすがアモルフィス社といったところです!
特にこの機体の優雅さが気に入りましたよ!
わがグリメット家にふさわしい!
すぐに母艦に戻りますがゆえ、ともに勝利の盃を交わしましょう」
「スティーブ様、勿体無いお言葉ですわ、私どもアモルフィスはグリメット家のお役にたてて光栄でございます、戻られましたら早く機体の感想など教えて下さいな」
スティーブの声は若い男の声だが、アリッサと呼ばれた女性は少しかすれた中年女性の声だ