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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第3章 ~同期生マリコ~

「私は訓練校のあと地上勤したり、アジア基地所属になったりしたあと、この任務に回されたの」

「マリコも飛んでるのかい?」

「訓練では飛んでるけど、実戦まではまだ…
作戦でも工兵としてサポート部隊に参加したり、空域保全に出たりしてるわ」

「すごいじゃないか!
…飛んでるのは何?
〈クラング〉(一般量産機)じゃないの?」

「え、え~と…、
あんまり詳しく言えないけどぉ…
〈クラング〉じゃないよ
ここの量産機は〈フリーゲン〉って言う機体なの
試作機だけど量産機だから〈クラング〉の後継機みたいな印象ねっ」

マリコは引きつった笑顔を見せながら楽しそうに話してくれる

「そうか…、ここは普通の部隊とは違うんだよな」

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