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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第14章 シュメッターリングの舞

ガルダ級は大気圏内最大の大型輸送船だ


貨物、人員の収容から、シャトルの離発着、天候情報など様々な「空のインフラ」を担ってきた



これまでも連邦軍、エゥーゴ、ティターンズ、カラバ、そしてネオ・ジオンといった軍勢がガルダ、スードリ、アウドムラ、メロゥドと呼称される機体を奪い合っている


だが、そのコストや運用方法によって様々な問題点が指摘されており、大量生産されなかったのが現実である


そこで注目されたのが二極化だ


より運用しやすく、コストダウンさせた中型艦フェニックス級


よりインフラ、移動要塞としての運用を重要視された浮遊空母


アクセプト軍勢のキュール・シュランクや

トランキュリティ軍勢のマグリッドなど

多くは大きな組織で運用されてきたが、グリメット家のような私設団体が保持しているのは珍しかった


それだけ組織の規模も大きくアモルフィス社としては何としてでも取り込みたい事案であろう



スティーブ・グリメット率いるシュメッターリング隊がグリメット城に帰還すると、スティーブは気分も上々にパイロットルームには寄らず私室へ足早に入っていく


その後、ノックと同時に入室してきたのはアモルフィス社のアリッサだ


スティーブはパイロットスーツのファスナーをおろし、下着姿で立ちすくんでいる


アリッサはワイングラスを手渡すと自らひざまずき、彼の下着に手をかけた


すでに屹立しているものが勢いよく飛び出てくる


「素晴らしい作戦だ、機体も素晴らしい!

私はとても満足しています!

私の興奮がわかるでしょう」


「お役に立てて光栄です」


アリッサは舌を使って口戯していく


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