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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第14章 シュメッターリングの舞

トランキュリティは企業連合グループで組織された営利目的の集まりだ


連邦軍と結びつく部門もあれば、連邦軍と競合する部門もある


時には商談し、時には警告、そして敵対することもある


トランキュリティの軍備をバックアップしているのがアリッサの所属する“アモルフィス社”である


兵器屋、


いわゆる戦争仕掛け人だ



フリューゲルシリーズではクラングの改訂型や、ミノフスキークラフトで浮く要塞“マグリッド”などの開発も“アモルフィス社”が深く関わっている



今回、英国の地方貴族へのプレゼンを任されたのがアリッサだった



商談相手の求めるイメージを固めていき具現化、提案したのが開発途中の新型フリューゲルシリーズ“シュメッターリング”だった



何度も話しを詰めていき、やがて相手の母艦“グリメット城”へ乗り込み駐在


親密に近づいていっても、アリッサからは身分も立場も、そして年齢もちがう…


そんなアリッサに若き当主スティーブは優しく包み込んでくれた



若い男に身体を見せるのは気が引けた


飛び込みたい気持ちはあれど、踏み出す勇気がなかった


しかしスティーブはアリッサに興味を持ち、彼女が求めているものも理解していた



彼女の人格も、そして肉体も

スティーブは気に入っていた



恋愛ではなく、婚姻でも交際でもない


大人と男と女が、肉欲を欲っし、ふたりはつながったのだった


熟れた肌も、垂れた乳房も、すこしたるんでしまった下腹部も


スティーブは愛おしそうに愛してくれた


アリッサも青年の指に、唇に、そしてそそりたつ屹立に


夢中になった



そして、仕事も順調にこなしていったのだった


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