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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第15章 ビルマ戦線〜シュターム対シュメッターリング

真紅にペイントされたシュターム2号機は固定金具のロックが外され自由落下しミデアから離脱した

いまだ整備中の青い1号機はすぐには出撃できない


白い3号機はシステム同期すら出来ていない

3号機は部隊に編入されるかどうかも未定で、状況によっては分解され予備パーツにまわされるかもしれない



赤いシュターム2号機は急上昇して雲を抜ける


周辺の索敵を行う


敵影は確認出来ない


しかし、何かが近づいてきている


時間が少ないシンシアは離脱してきたミデアの位置を悟られないようにぐるぐると意味のない旋回をしながら撹乱している



下層に機影!


大きな三角形のフォルム

見たことが無いタイプ


フリューゲルシリーズよりもさらに航空機寄りのスタイルなのは一目瞭然だった



シンシアは急降下し、一気に上空から襲撃をかける


4枚羽根の新型機シュターム対背中に蝶のような大きな羽根を持った航空機主体のシュメッターリングが交差する


一瞬の交差で2機の敵影を判断したシンシア


すれ違いぎわに雷撃砲“ブリッツ”!


バリバリバリバリッッッ!!!!


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