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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第15章 ビルマ戦線〜シュターム対シュメッターリング

シンシアのシュターム2号機が放った雷撃砲“ブリッツ”は直撃こそしなかったものの、一時的に敵機をショック状態にさせた


瞬間とはいえモニターが消え、操作系もリセットされる



シンシアは急旋回し、このチャンスにとどめを刺そうとする


トリガーを引こうとしたその瞬間!



シンシアよりもさらに上空から見下ろす影


三角形の蝶の羽根


敵の増援部隊!



数が多すぎる!



それにここで交戦している時間はない



ミデアから離脱して距離もかなりとれたはず


見つかりはしないだろう



シンシアは追撃を諦めて地上の山間部まで降下し、敵機から逃れた



山間の渓流沿いに南を目指す


渓流の地形からマップが自動認識したのでシンシアはこのままビルマから離れ


一路交戦中の母船キュール・シュランクの待つタイへ飛んだ



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