浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第16章 ニューフェイス
会話を切り出したのはナオトだ
「…別にふくれてないぞ」
シンシアは蹴るのをやめて、今度はナオトの肩を叩こうとする
ナオトはそれもすっとよける
「…だから、誤解ですって」
「…そんなことはわかってる」
「…? じゃあ、なんなんです?」
「アンジェラのときといい、今朝のことといい、キミはなんでもかんでも受け身すぎないか?
キミが誰を連れ込もうと自由だが、どうせキミから誘ったわけではないのだろう?
それでもキミは相手から誘われたら拒まないんだろうな!
そういう“自分は悪くない”そぶりは気に入らんな」
「誤解されてないのでしたから、ボクはそれでいいですよ
やましいことはしてませんから」
会話を始めると、また険悪な雰囲気に戻ってしまった
エレベーターは女性兵士のフロアに止まった
シンシアはひとりエレベーターから降りる
「わたしは事務作業をする、キミは何かしら仕事を作っておくといい」
そう言い放った直後、エレベーターに乗り込んでくる女性兵士
今朝の問題児、ソニアだ!
「あれ?ナオト!」
「え、ソニアさん?」
驚いているナオトの視線の先にはさらにふてくされた表情のシンシアの顔が見えたが
無情にもエレベーターのドアはそのまま閉じてしまった
「あーあ、また誤解される…」
「ナオト?今日は訓練ないの?ヒマだったら格納庫連れてってよ!私のフリーゲンを確認したいんだぁ」
スキンシップが強めのソニアはその豊かな胸をナオトに押し付けてきた
ふたりは下層の格納庫へ向かうことになった
「…別にふくれてないぞ」
シンシアは蹴るのをやめて、今度はナオトの肩を叩こうとする
ナオトはそれもすっとよける
「…だから、誤解ですって」
「…そんなことはわかってる」
「…? じゃあ、なんなんです?」
「アンジェラのときといい、今朝のことといい、キミはなんでもかんでも受け身すぎないか?
キミが誰を連れ込もうと自由だが、どうせキミから誘ったわけではないのだろう?
それでもキミは相手から誘われたら拒まないんだろうな!
そういう“自分は悪くない”そぶりは気に入らんな」
「誤解されてないのでしたから、ボクはそれでいいですよ
やましいことはしてませんから」
会話を始めると、また険悪な雰囲気に戻ってしまった
エレベーターは女性兵士のフロアに止まった
シンシアはひとりエレベーターから降りる
「わたしは事務作業をする、キミは何かしら仕事を作っておくといい」
そう言い放った直後、エレベーターに乗り込んでくる女性兵士
今朝の問題児、ソニアだ!
「あれ?ナオト!」
「え、ソニアさん?」
驚いているナオトの視線の先にはさらにふてくされた表情のシンシアの顔が見えたが
無情にもエレベーターのドアはそのまま閉じてしまった
「あーあ、また誤解される…」
「ナオト?今日は訓練ないの?ヒマだったら格納庫連れてってよ!私のフリーゲンを確認したいんだぁ」
スキンシップが強めのソニアはその豊かな胸をナオトに押し付けてきた
ふたりは下層の格納庫へ向かうことになった