
浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第16章 ニューフェイス
「ヴァルキューレはシンシア隊長以外のパイロットにもフィット出来てるんですか?」
「実験機だから導入されているのはここだけなんだよ、つまり他にはハンズィ隊長だけだね
機敏な動きというよりはヴァルキューレの推力を全開マックスまで引き上げていく操作はハンズィらしいのかもしれないね、パワー重視というカンジ!
シンシアはもう少し繊細で、緩急のギャップが天才的なんだよ」
「……そうですね、それに美しい動きだと思いました、ボクにはこんなになめらかな動きや、素早い判断は出来そうもありません」
ナオトは正直に感想を告げた
「アンジェラもシンシアの動きに魅了されてひとりだけど、ここにもまたファンがいたわけだ」
「ファンと言うか……、そうですね……尊敬しています」
「だからと言って、シンシアを崇拝し過ぎて勘違いしちゃったらダメだょぉ〜〜!」
「別に勘違いなんてしてません!隊長から見たらボクなんて唯の新人候補生でしょうから
そばで学べるだけでも凄い刺激になります
以前の地上ガード基地ではそこまで意識を高めてくれる先輩や上官は居ませんでしたし…、
今もこのデータに刺激されました」
「……マジメだねぇ……」
そのとき背後からシンシアの低い声が響いてきた
「エッタ……、コイツはマジメなんかじゃないぞ……、現に不謹慎なことばかり考えているサルだ」
いつの間にか二人の背後にシンシアが立っていた
二人がまるで抱き合いながら身体を密着させ同じ画面を見ている姿を、
シンシアは冷たい軽蔑した眼で見ていた…
「実験機だから導入されているのはここだけなんだよ、つまり他にはハンズィ隊長だけだね
機敏な動きというよりはヴァルキューレの推力を全開マックスまで引き上げていく操作はハンズィらしいのかもしれないね、パワー重視というカンジ!
シンシアはもう少し繊細で、緩急のギャップが天才的なんだよ」
「……そうですね、それに美しい動きだと思いました、ボクにはこんなになめらかな動きや、素早い判断は出来そうもありません」
ナオトは正直に感想を告げた
「アンジェラもシンシアの動きに魅了されてひとりだけど、ここにもまたファンがいたわけだ」
「ファンと言うか……、そうですね……尊敬しています」
「だからと言って、シンシアを崇拝し過ぎて勘違いしちゃったらダメだょぉ〜〜!」
「別に勘違いなんてしてません!隊長から見たらボクなんて唯の新人候補生でしょうから
そばで学べるだけでも凄い刺激になります
以前の地上ガード基地ではそこまで意識を高めてくれる先輩や上官は居ませんでしたし…、
今もこのデータに刺激されました」
「……マジメだねぇ……」
そのとき背後からシンシアの低い声が響いてきた
「エッタ……、コイツはマジメなんかじゃないぞ……、現に不謹慎なことばかり考えているサルだ」
いつの間にか二人の背後にシンシアが立っていた
二人がまるで抱き合いながら身体を密着させ同じ画面を見ている姿を、
シンシアは冷たい軽蔑した眼で見ていた…
