
浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第16章 ニューフェイス
そのシンシアの冷めた眼差しに気づいたナオトはエッタから離れた
突然体重を掛けていたナオトの身体が離れたため、エッタは自分の身体を支えきれず、余計にナオトの身体にしなだれ掛けてきてしまった
二人の身体が余計に正面から抱き合うような雰囲気になってしまった
「ち、違うんです!いま色々と教えてもらってて……」
「キミは今朝も“違うんです”って言ってたな
何も違わない、欲望にまみれたサルだ
わざわざ軍に女を探しに来たのはキミぐらいだと思うよ」
シンシアは一日溜まったストレスを、一気に嫌味で発散していた
「キミにその気が無かっても、キミは女性からの強いアプローチにきっと逆らえまい
キミからのアプローチで無かっても、受け身のままなし崩し的に関係を持ってしまっても
キミはきっと“違うんです”て言うんだろうな
キミは少しズルい……いや、甘いんだ」
一方的に文句を言ったあと、シンシアはスタスタと部屋を出ていった
「……キミたち、なんかケンカしてるの?」
エッタはナオトに抱きついたまま顔をさらに近づけてきた
ナオトは何も言い訳できず、ガックリと肩を落とした…
突然体重を掛けていたナオトの身体が離れたため、エッタは自分の身体を支えきれず、余計にナオトの身体にしなだれ掛けてきてしまった
二人の身体が余計に正面から抱き合うような雰囲気になってしまった
「ち、違うんです!いま色々と教えてもらってて……」
「キミは今朝も“違うんです”って言ってたな
何も違わない、欲望にまみれたサルだ
わざわざ軍に女を探しに来たのはキミぐらいだと思うよ」
シンシアは一日溜まったストレスを、一気に嫌味で発散していた
「キミにその気が無かっても、キミは女性からの強いアプローチにきっと逆らえまい
キミからのアプローチで無かっても、受け身のままなし崩し的に関係を持ってしまっても
キミはきっと“違うんです”て言うんだろうな
キミは少しズルい……いや、甘いんだ」
一方的に文句を言ったあと、シンシアはスタスタと部屋を出ていった
「……キミたち、なんかケンカしてるの?」
エッタはナオトに抱きついたまま顔をさらに近づけてきた
ナオトは何も言い訳できず、ガックリと肩を落とした…
