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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第17章 プライベート・ルーム

自室にはソニアが待ち構えている



「そんなこと言ってられんだろ、熱いシャワー浴びてから部屋に戻れ」


シンシアは冷たく突き放す


「行けませんよ……、そんな関係でもないんですし……」


シンシアは深いため息を吐く


「別にプライベートの男女の事でこちらはとやかく言わないぞ…、明日死ぬかもしれない最前線の兵士なんだ

目に余ること意外ならよくあることだからな」


シンシアは話しながらアンジェラとヤンの2人を思い出していた


「……ボクは……関係性の低い人と……そんな事する気はないです……」


そのままナオトは黙ってしまった



シンシアはどこまで深入りすべきか、応えあぐねていた


コーヒーを少し残してナオトに手渡す


「わたった、わたった! とりあえず熱いシャワーを浴びてこい!今のキミは死人のような冷たさだぞ」


シンシアはナオトのリクライニングチェアを軽く蹴飛ばした


ナオトは黙って受け取ると残ったコーヒーを飲み干した


シンシアはアゴで立て!と合図をする


ふたりはエレベーターホールへ向かった


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