
浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第17章 プライベート・ルーム
「学生のころとか、入隊してからとか……呑む機会くらいあっただろうに!」
シンシアはナオトから小瓶を受け取る
「学徒兵のときは仲間内で回し飲みすることはありましたけど、しっかり呑むってことはあまり……
入隊してからも毎朝酒気帯び検査あったじゃないですか、パイロット候補生なんで…」
「……そんなのあったか?」
シンシアはアジア基地はマジメなんだな、と思った
「まぁ私は軍に入隊したというよりは、研究所から回されてきたという感じだったからな
あまりそういった厳しい規律は無かったよ」
「……研究所……ですか?」
「ああ、適性検査で研究所やら軍やら病院やらぐるぐる廻されていた…
小さい時から反射神経が良かったんだ」
シンシアの戦闘データを見ていたナオトは少し納得する
なるほどあの操縦感覚は通常の動きではないもんな……なんというか反射神経だけでなく、空間認識能力までもが瞬時に理解できているようだ…
「アンジェラも一時期同じ研究所に居たんだよ、ああ彼女のアジア人嗜好はあの時からかもしれないな…
オーガスタの初期のころムラサメという日本から派遣されて来た研究員がアンジェラのお気に入りだったからね」
「隊長も好きだったんですか?」
「え? いや…それは無いな…、私が引くくらいアンジェラはべったりだったよ」
シンシアはナオトから小瓶を受け取る
「学徒兵のときは仲間内で回し飲みすることはありましたけど、しっかり呑むってことはあまり……
入隊してからも毎朝酒気帯び検査あったじゃないですか、パイロット候補生なんで…」
「……そんなのあったか?」
シンシアはアジア基地はマジメなんだな、と思った
「まぁ私は軍に入隊したというよりは、研究所から回されてきたという感じだったからな
あまりそういった厳しい規律は無かったよ」
「……研究所……ですか?」
「ああ、適性検査で研究所やら軍やら病院やらぐるぐる廻されていた…
小さい時から反射神経が良かったんだ」
シンシアの戦闘データを見ていたナオトは少し納得する
なるほどあの操縦感覚は通常の動きではないもんな……なんというか反射神経だけでなく、空間認識能力までもが瞬時に理解できているようだ…
「アンジェラも一時期同じ研究所に居たんだよ、ああ彼女のアジア人嗜好はあの時からかもしれないな…
オーガスタの初期のころムラサメという日本から派遣されて来た研究員がアンジェラのお気に入りだったからね」
「隊長も好きだったんですか?」
「え? いや…それは無いな…、私が引くくらいアンジェラはべったりだったよ」
