浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第17章 プライベート・ルーム
「オーガスタ研究所といえばアッシマーやギャプランなどを開発していた場所ですよね?」
「ああ、でもそれはほんの一部で、ほとんどはジム系のカスタムが主たる生産ラインだったと思うよ
連邦軍の基地と研究所が併設されていてね、
湖畔沿いの綺麗なところだった…
私はモビルスーツとは相性があまり良くなかったからドイツのハノーバー研究所でフリューゲルの開発協力のほうにまわったんだ」
ナオトは話しを聞きながら少年少女たちが暮らす寮のような施設を思い浮かべていた
そこで、あ!と声をあげた
「……どうしたんだ?」
「……インドネシアのカリマンタン島の病院…、あそこで出会った子供も……?」
「……そう……あのキアラと呼ばれていた子供も何らかの被験者でしょうね……
ただ、あの子供はまた特殊かもしれない
あの顔立ちは見覚えがあります……」
「お知り合いの子供さんですか?」
「……いや、きっと……あの子は……アレクのクローン……」
「アレク?」
「アレキサンダーはジャブロー内でのニュータイプ研究所の被験者のひとり……
ドクターキンバリーはアレクを中心にとある研究を行っていたの
その研究……“エターナル計画”は私の人生も変えられてしまった……
私のこの容姿…
私の反射神経…
すべてはあの忌まわしき“エターナル計画”の残滓!
そしてアレクは“エターナル計画”のメインテスター
きっとあの子供はアレクのクローンだと思う
ドクターはまだあの計画を続けている、あれは止めなければいけない……」
シンシアの怒りに満ちた強い語気にナオトは口を挟めなかった……
「ああ、でもそれはほんの一部で、ほとんどはジム系のカスタムが主たる生産ラインだったと思うよ
連邦軍の基地と研究所が併設されていてね、
湖畔沿いの綺麗なところだった…
私はモビルスーツとは相性があまり良くなかったからドイツのハノーバー研究所でフリューゲルの開発協力のほうにまわったんだ」
ナオトは話しを聞きながら少年少女たちが暮らす寮のような施設を思い浮かべていた
そこで、あ!と声をあげた
「……どうしたんだ?」
「……インドネシアのカリマンタン島の病院…、あそこで出会った子供も……?」
「……そう……あのキアラと呼ばれていた子供も何らかの被験者でしょうね……
ただ、あの子供はまた特殊かもしれない
あの顔立ちは見覚えがあります……」
「お知り合いの子供さんですか?」
「……いや、きっと……あの子は……アレクのクローン……」
「アレク?」
「アレキサンダーはジャブロー内でのニュータイプ研究所の被験者のひとり……
ドクターキンバリーはアレクを中心にとある研究を行っていたの
その研究……“エターナル計画”は私の人生も変えられてしまった……
私のこの容姿…
私の反射神経…
すべてはあの忌まわしき“エターナル計画”の残滓!
そしてアレクは“エターナル計画”のメインテスター
きっとあの子供はアレクのクローンだと思う
ドクターはまだあの計画を続けている、あれは止めなければいけない……」
シンシアの怒りに満ちた強い語気にナオトは口を挟めなかった……