浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第17章 プライベート・ルーム
シンシアは翌日、スッキリした目覚めをしていた
部屋にはナオトの姿はなかったが、彼が横たわっていたであろうソファの毛布にはまだ温もりが残っていた
“酔った女には手を出さない”少年クンか…
もしくは“貧相な身体の女には興味がない”男か?
シンシアは寝起きながらもふふっ、と笑っていた
なんとなく昨夜のことは覚えている
酒に呑まれた自分の愚かな態度
饒舌な自分
さらけ出す自分
醜態ではあったが、
それがナオトで良かった
そしてナオトが抱きしめてくれたのも覚えている
彼は全裸の女が目の前に居ても欲望を出してこなかった
なおかつ、彼が耳元で囁いた言葉は
“傍に居ろと言われればボクが居ますから”
何の経験もない候補生レベルが上官に向かってエラそうに!
シンシアは思い出し笑いをした
歳下の少年が傍に居るのも悪くない
シンシアは自身の容姿のコンプレックスから、幼児趣味の男性を憎んでいたが、
いまは自分が歳下の少年に好意を持ってしまっていることに気付いてしまう
“なんてこった!わたしのほうが歳下趣味になっってるじゃないか!”
シンシアはベッドから降りて、着ていたスェットを脱ぐ
“アイツはこんな地味なスポーツブラは好みじゃないかな?”
と、どうでもいい事に悩んだ
部屋にはナオトの姿はなかったが、彼が横たわっていたであろうソファの毛布にはまだ温もりが残っていた
“酔った女には手を出さない”少年クンか…
もしくは“貧相な身体の女には興味がない”男か?
シンシアは寝起きながらもふふっ、と笑っていた
なんとなく昨夜のことは覚えている
酒に呑まれた自分の愚かな態度
饒舌な自分
さらけ出す自分
醜態ではあったが、
それがナオトで良かった
そしてナオトが抱きしめてくれたのも覚えている
彼は全裸の女が目の前に居ても欲望を出してこなかった
なおかつ、彼が耳元で囁いた言葉は
“傍に居ろと言われればボクが居ますから”
何の経験もない候補生レベルが上官に向かってエラそうに!
シンシアは思い出し笑いをした
歳下の少年が傍に居るのも悪くない
シンシアは自身の容姿のコンプレックスから、幼児趣味の男性を憎んでいたが、
いまは自分が歳下の少年に好意を持ってしまっていることに気付いてしまう
“なんてこった!わたしのほうが歳下趣味になっってるじゃないか!”
シンシアはベッドから降りて、着ていたスェットを脱ぐ
“アイツはこんな地味なスポーツブラは好みじゃないかな?”
と、どうでもいい事に悩んだ