浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第18章 フリーゲン・ユニット
翌日、いつものようにシンシアはハンセン艦長とハンズィ隊長の3人で打ち合わせを兼ねたランチをとっていた
様々な案件を確認しながら、ランチタイムとあってライトな話題が多い
「…ところで、この話題を振っていいのかよくわからないんだが」
「…オレも気になる」
「……なんです?」
ハンセン艦長はここ数日の艦内のゴシップを確認しておきたかった
「プライベートなことは詮索するつもりは無いんだが……」
「……ああ、そのことですか
ナオトを同室にさせたのは私からです」
「そりゃそうだろうな、アイツから押しかけることなんてしないだろう」
「なにかマズいですか?
エコヒイキしているとか、不公平といった声でもありました?」
「いや、今は新鮮なニュースだけで済んでる
だが、これからどうなるかはわからん
やっかみの声も出てくるかもしれん
声が出る前に対策が必要なら先に手を打っておくが?」
「アイツをオレの部隊へまわしますか?」
「私は今のままで構いませんが」
ハンセンとハンズィは目を合わせる
“コイツ、駄目だ……すっかりお熱くなってる”
“恋は盲目ってね”
ふたりの中年男性は親心のつもりで提案してみたのだが、諦めたほうが良さそうだ
艦長権限で配置換えをさせることは難しいことではないが、あまり神経質に捉えると話が大きくなりそうだ
艦内のカップルはシンシアたちだけではないのだろうし…
「あと誤解の無いように言っておきますが、我々はセックスするような恋愛関係ではありませんので」
ぶふぉっ!
ハンズィは口にしたコーヒーを噴き出してしまった
「あまりキミから生々しい話題は聞きたくないよ…」
ハンセン艦長は力無く言った
様々な案件を確認しながら、ランチタイムとあってライトな話題が多い
「…ところで、この話題を振っていいのかよくわからないんだが」
「…オレも気になる」
「……なんです?」
ハンセン艦長はここ数日の艦内のゴシップを確認しておきたかった
「プライベートなことは詮索するつもりは無いんだが……」
「……ああ、そのことですか
ナオトを同室にさせたのは私からです」
「そりゃそうだろうな、アイツから押しかけることなんてしないだろう」
「なにかマズいですか?
エコヒイキしているとか、不公平といった声でもありました?」
「いや、今は新鮮なニュースだけで済んでる
だが、これからどうなるかはわからん
やっかみの声も出てくるかもしれん
声が出る前に対策が必要なら先に手を打っておくが?」
「アイツをオレの部隊へまわしますか?」
「私は今のままで構いませんが」
ハンセンとハンズィは目を合わせる
“コイツ、駄目だ……すっかりお熱くなってる”
“恋は盲目ってね”
ふたりの中年男性は親心のつもりで提案してみたのだが、諦めたほうが良さそうだ
艦長権限で配置換えをさせることは難しいことではないが、あまり神経質に捉えると話が大きくなりそうだ
艦内のカップルはシンシアたちだけではないのだろうし…
「あと誤解の無いように言っておきますが、我々はセックスするような恋愛関係ではありませんので」
ぶふぉっ!
ハンズィは口にしたコーヒーを噴き出してしまった
「あまりキミから生々しい話題は聞きたくないよ…」
ハンセン艦長は力無く言った