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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第18章 フリーゲン・ユニット

「わかったわかった、まぁ何か気になることが有ったら言ってくれ

シャッフルが必要なら、それも検討はする

必要無ければ、現状維持だ」


ハンズィ隊長はパイロットスーツに着替え終わって、ヴァイカートの肩を叩く


「お気遣いありがとうございます」


まわりはまたガヤガヤと騒がしく雑談を再開する


もっぱらネタはここに居ないふたりの件が続いていた


「いまシャッフルしたら姫は激怒するんじゃねーの?」


「気が立ったら俺らに返ってくるじゃねーか、勘弁してくれよ」


「ナオトに執事の教育でもさせといたらいいんじゃね?」


「ナオトがそんな器用なやつかよ!」


「キッズルームのママごとにいちいち騒いでられねーよな」


「なに言ってんだ、うちの姫様はアンジェラより年上だったハズだぞ?」


「マジかよ? トビアスやナオトより歳下に見えるけどな…、でもアタマ努めてるぐらいだし、そりゃあそうか」


「若作りのレベルじゃねーよな」


「ナオトもガキ臭く見えるが、とっくに成人してるからなぁ」


「まぁ、アイツは東洋人だからわからなくもないが…」


「どう見てもお姉チャンと弟だよな」

「笑える! 俺も前から思ってたんだ」


ハンズィとラルフは大丈夫そうな様子をみて安心し、パイロットルームから出ていった


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