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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第19章 シンガポール戦線

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哨戒中の第1中隊の二機が交戦中!


待機していたハンズィ隊長の青い“シュターム”も発進した


第2中隊もいくつかの小隊に分かれて支援する


ナオトは待機班ではなく警戒発進する班に選ばれた


グレーを基調とした機体に、各ボディラインに沿って赤いラインが巡っている


赤いラインは第2中隊を表している


「フリーゲンF2ブースターユニット

コードナンバー9 ナオト出ます!」


ナオト機はカタパルトから猛スピードで射出された



シンシアは管制塔に上がり、フリューゲル遊撃隊全体の指揮を執る


ハンセン艦長はさらに上段フロアのメインブリッジにてキュール・シュランクの指揮を執る


シンシアの赤いシュタームは前日の修理が終わっていない

取り急ぎ白い3号機をパーツとして換装されていく


遊撃隊全体を取りまとめているハンズィが出撃したので今はシンシアが仕切っていた

「各中隊、1班は戦闘空域を包囲!戦域を確保せよ!2班、3班は本艦の周囲を警戒! 4班は待機!途中で2班と入れ換える!搭乗しつつ待機!」


全体にシンシアの艦内放送が響く


格納庫のマーカスは生声を響かせる

「帰還した機体から順番にセッティングするぞぉ!ブリッツのエネルギーパックは満充電したものと換装交換出来るよう準備しとけぇ!残量があっても交換だ!」


艦内の各部署に緊張感が張り巡った


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