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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第19章 シンガポール戦線

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敵機と交戦していた哨戒機を引かせ、代わりにハンズィ率いる1班の小隊が戦域を取り仕切る


前日は新型機“シュターム”2機による高速連携攻撃を仕掛けたが、

今回はシュターム、推力重視のフリーゲンF2と連携



火力重視のフリーゲンF3を後方支援させていく


ハンズィが激を飛ばす

「ローランド!常に高度を変化させて撹乱させる!次々と何回も仕掛けるぞ!

ウリ!連携位置を捕捉されないよう押しまくれ!

行くぞ!」

「フリーゲン13、ローランド了解」

「フリーゲン14、ウリ了解」


3機は散開して空域に展開していった


第2中隊の小隊長ピーヴィーも周囲の空域を確保し、いつでもハンズィ隊とクロス出来るよう支援態勢をとる


小隊での連携攻撃に加え、ふたつの班で連携を重複させ、多段的な仕掛けを加えていく


ナオトのはるか上空でいくつもの閃光が確認


交戦空域に飛び込んでいく!


“戦闘データは何度も見たぞ!隊長を苦しめた電磁ロープ使いはどこだ!?”



ナオトはハンズィ隊が攻撃を発した直後に敵機に迫る!

連続攻撃をかけて敵にプレッシャーを与え、旋回し終えたハンズィ隊が次の攻撃に出れる時間を稼いだ


「ナイスだ、ナオト!」


ナオト機の2波に翻弄された敵機が無防備に交わしたところをハンズィ隊が3波を放つ!


ハンズィ小隊の3機と、ピーヴィー小隊の3機が代わる代わるに波状攻撃をたたみ掛ける


撃破されていく敵機たち


「こいつらはただの量産機だ!別にあのカスタム機が潜んでいるはずだ!どこだ!」


6機は各個撃破を続けながら戦域を拡げていった


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