浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第23章 ベトナム編〜サァシャの罪〜
(13)
まさか、
そんなわけが…
似ているだけで……
サァシャはおそるおそるカバーのホコリを払っていく
そして
「おおおお………!」
嗚咽
その棺に横たわる姿は
クー!
まさしく、自分の愛した男性!
なぜ、このような場所に…!
それにしても、
こんな場所で安置されているなんて!
悲しい再会
これも自分に対する罰なのか…
それにしても……
変わらないクーの姿
まるで昨日、別れたときのような
……いや、
よく見ると、目元や口まわり
肌の様子
……若い!
とても自分と同じ中年の年齢には見えない
不思議だ
まるで……、高校生ぐらいのような
あのときのままの姿
これは……、
サァシャはここで信じられない状況
あまりにもおかしい状況に、
自分はすでに精神的におかしくなってしまっているのではないかと思うようになってしまった
これは、幻覚
妄想と、現実がごちゃ混ぜになり、とうとう感覚が麻痺してしまっているのだ、と
狂ってしまってもおかしくない
もう、この破滅的な状況
あまりにもクーへの気持ちが強すぎて
理由もなく、幻覚まで見てしまっているのだ
ついに、
自分はおかしくなってしまった!
サァシャは絶望した
まさか、
そんなわけが…
似ているだけで……
サァシャはおそるおそるカバーのホコリを払っていく
そして
「おおおお………!」
嗚咽
その棺に横たわる姿は
クー!
まさしく、自分の愛した男性!
なぜ、このような場所に…!
それにしても、
こんな場所で安置されているなんて!
悲しい再会
これも自分に対する罰なのか…
それにしても……
変わらないクーの姿
まるで昨日、別れたときのような
……いや、
よく見ると、目元や口まわり
肌の様子
……若い!
とても自分と同じ中年の年齢には見えない
不思議だ
まるで……、高校生ぐらいのような
あのときのままの姿
これは……、
サァシャはここで信じられない状況
あまりにもおかしい状況に、
自分はすでに精神的におかしくなってしまっているのではないかと思うようになってしまった
これは、幻覚
妄想と、現実がごちゃ混ぜになり、とうとう感覚が麻痺してしまっているのだ、と
狂ってしまってもおかしくない
もう、この破滅的な状況
あまりにもクーへの気持ちが強すぎて
理由もなく、幻覚まで見てしまっているのだ
ついに、
自分はおかしくなってしまった!
サァシャは絶望した