浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第23章 ベトナム編〜サァシャの罪〜
(18)
状況が飲み込めたクーはサァシャと連れ立って地上へ脱出することに同意した
「そんなに難しいことじゃない、ここにはオレに同期した専用マシンがある……
ほら、そこに見えているだろう
オレの分身、
“サイコ・クラング”が……!!」
彼らの背後に鈍く光る巨大な顔
“エターナル計画”の特殊パイロットに充てがわれた巨大なマシン
サァシャは驚きの出来事が続く中、ようやくこの場所から脱出できる事に安堵した
「ただ、まだコイツの起動にはもう少し時間がかかる……それまで待ってるあいだ、キミに協力して欲しいことが……
オレからのお願いがあるんだ……」
「な、なに? 私に出来ることなら、なんでも……」
クーからの依頼は驚愕のものだった
クーはサァシャの手を取ると自らの身体に触れさせた
「エターナル計画の被験者には様々な副作用があるんだ……オレはそれに苦しめられているんだ」
触れさせているふたりの重なり合った手はやがて下半身へと移動させていく…
「クー? いったい……」
「オレの副作用……、欲望の黒い固まりが腹の底から突き上げてくる……
これが限界を越えると、オレは…平常心では居られなくなってしまう……
サァシャ、昔のようにキミを抱かせてくれ!
今すぐに!」
「ええっっ!?」
人体実験の呪われた弊害
戦闘マシーンとして生み出された被験者は
まさしくケダモノのような欲望をたぎらせる結果になってしまうのか……
状況が飲み込めたクーはサァシャと連れ立って地上へ脱出することに同意した
「そんなに難しいことじゃない、ここにはオレに同期した専用マシンがある……
ほら、そこに見えているだろう
オレの分身、
“サイコ・クラング”が……!!」
彼らの背後に鈍く光る巨大な顔
“エターナル計画”の特殊パイロットに充てがわれた巨大なマシン
サァシャは驚きの出来事が続く中、ようやくこの場所から脱出できる事に安堵した
「ただ、まだコイツの起動にはもう少し時間がかかる……それまで待ってるあいだ、キミに協力して欲しいことが……
オレからのお願いがあるんだ……」
「な、なに? 私に出来ることなら、なんでも……」
クーからの依頼は驚愕のものだった
クーはサァシャの手を取ると自らの身体に触れさせた
「エターナル計画の被験者には様々な副作用があるんだ……オレはそれに苦しめられているんだ」
触れさせているふたりの重なり合った手はやがて下半身へと移動させていく…
「クー? いったい……」
「オレの副作用……、欲望の黒い固まりが腹の底から突き上げてくる……
これが限界を越えると、オレは…平常心では居られなくなってしまう……
サァシャ、昔のようにキミを抱かせてくれ!
今すぐに!」
「ええっっ!?」
人体実験の呪われた弊害
戦闘マシーンとして生み出された被験者は
まさしくケダモノのような欲望をたぎらせる結果になってしまうのか……