浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第23章 ベトナム編〜サァシャの罪〜
(20)
サァシャは自分から脱ぐ勇気はなかった
ただ……
目の前にそそり立つモノ
視線が外せない…
クーは再びサァシャの手を取ると
そこへ導いた
ドクンドクンと鳴動を感じる…
そして
こんなにも熱い
サァシャは欲望には勝てず、ゆっくりと指を動かしていった
クーを感じている
クーに触れている
クー、私で良かったら……
何度かの往復を済ませると
サァシャは覚悟を決めた
自分からシャツのボタンに手をかけた
通勤用の地味なシャツ
地下へ落ちて汚れきっている
今朝、どんな下着を着けてきたのかもハッキリしない…
せめて上下は揃えたかった…
きっと
いつもの日常だと思いこんでいたので
ただ、
ただ着けていて楽なものを選んだだけだ
シャツを脱ぎ捨て、デニムパンツも下ろし
下着だけの姿になる
思わず後ろを向く
見せられないよ……
咄嗟に見せた背中
たるんでしまった身体を見せたくなかった
それでもこれだけでは、終われない
クーが私を求めてくれている
サァシャは再び決意をして
背中のホックを外し
取り去り
そして最後の一枚を
下ろした……
サァシャはゆっくり振り返る
「……もう……、オバサンなんだけど……
ごめんね」
サァシャは申し訳ない気持ちでいっぱいになる
クーは彼女の手を取ってあげる
「サァシャ……、オレは嬉しいよ
またキミに逢えて……
そして、今のキミは本当に素晴らしい
今の歳を重ねたキミの姿に、
オレは正直、興奮しているよ」
クーは手を取ったまま、カプセルのベッドへサァシャを引き込んだ
ふたりは20年ぶりに
肌を重ねるのだった……
サァシャは自分から脱ぐ勇気はなかった
ただ……
目の前にそそり立つモノ
視線が外せない…
クーは再びサァシャの手を取ると
そこへ導いた
ドクンドクンと鳴動を感じる…
そして
こんなにも熱い
サァシャは欲望には勝てず、ゆっくりと指を動かしていった
クーを感じている
クーに触れている
クー、私で良かったら……
何度かの往復を済ませると
サァシャは覚悟を決めた
自分からシャツのボタンに手をかけた
通勤用の地味なシャツ
地下へ落ちて汚れきっている
今朝、どんな下着を着けてきたのかもハッキリしない…
せめて上下は揃えたかった…
きっと
いつもの日常だと思いこんでいたので
ただ、
ただ着けていて楽なものを選んだだけだ
シャツを脱ぎ捨て、デニムパンツも下ろし
下着だけの姿になる
思わず後ろを向く
見せられないよ……
咄嗟に見せた背中
たるんでしまった身体を見せたくなかった
それでもこれだけでは、終われない
クーが私を求めてくれている
サァシャは再び決意をして
背中のホックを外し
取り去り
そして最後の一枚を
下ろした……
サァシャはゆっくり振り返る
「……もう……、オバサンなんだけど……
ごめんね」
サァシャは申し訳ない気持ちでいっぱいになる
クーは彼女の手を取ってあげる
「サァシャ……、オレは嬉しいよ
またキミに逢えて……
そして、今のキミは本当に素晴らしい
今の歳を重ねたキミの姿に、
オレは正直、興奮しているよ」
クーは手を取ったまま、カプセルのベッドへサァシャを引き込んだ
ふたりは20年ぶりに
肌を重ねるのだった……