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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第24章 ベトナム編〜半面の怪人〜

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後退していくトランキュリティ軍グールの部隊は


再び連携をとるように編成し始めた



港から離れた場所でホバリング待機している



すると部隊の中心の位置、ちょうどサァシャが勤めていた工房の場所がガラガラと崩れ始めた



建物からゆっくりと浮上していくのは漆黒の機体



曲線で構成された艷やかな装甲


4つ腕、4つ脚の異形



クラング・ハイノート“アースラ”だ



上空に飛び出した邪悪なマシーンは背中から巨大なバズーカ砲をそれぞれ4本の腕が引き抜く



間髪いれずに砲弾は発射される!



ドーーン!ドーーン!

ドーーン!ドーーン!



ビーム砲と異なり、質量を持った砲弾は真っ直ぐ敵、サイコ・クラングに襲いかかった!



サイコ・クラングはまばゆい光を放つ



Iフィールド!


光学兵器を無効にするシールド兵器



だが、質量を持った砲弾には防御機能が減衰してしまう!



アースラはサイコ・クラング対策で武装してきていた!



アースラを取り囲んでいた量産クラング・ハイノートたちも武装を切り替えて質量バズーカの弾幕を張っていく



ズーーーン!



ズズズーーーン!!!



サイコ・クラングは大きく傾いて直立出来ない



機体の各所から煙と炎が噴出していった……





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