浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第25章 〜哀しみのニック〜
(9)
「一方的じゃないかッッ!」
ターヤは周りの2機と連携して誘いをかける!
一度散開して3機は別々の方向から上空へ上がる
それぞれが個々に撃破させるように見せかけて、上空で弧を描いた3機は狙いを定めて交差する!
次々と3機が時間差で襲いかかる!
最初の1機に気を取られたシュメッターリングは迎撃するも、次の2機目が別の角度から襲ってくる
何とか交わしたところで3機目の“プロトタイプ・シュターム”がそれらよりも早いスピードで急接近して確実に撃墜した!
だが、別のシュメッターリングがその攻撃を読み取り、雷粉“プーダー”を撒く!
至近距離での雷撃ッ!
「キャアアアアアッッ!!」
耳をつんざく爆音!
一瞬コクピットのモニターが暗転する
警告音が鳴り響く!
「大丈夫ですか、ターヤさん!」
近くの友軍機が声をかけてくる
「あ、危なかったッ!まともに食らっていたら完全に焼かれてた…」
「でも1機落としましたよ!あの機体拾い上げてウチの研究所に持ち帰れば何かわかるんじゃないですか?」
ターヤは無言で態勢を整える
“……研究所らしい考え方だな、ここは戦場だぞッ?”
「敵の近接攻撃は粉塵爆発のようなものです!接近戦は控えます!今度は私から仕掛けます」
一度散開した3機は雲の中に逃げ込んだ…
「一方的じゃないかッッ!」
ターヤは周りの2機と連携して誘いをかける!
一度散開して3機は別々の方向から上空へ上がる
それぞれが個々に撃破させるように見せかけて、上空で弧を描いた3機は狙いを定めて交差する!
次々と3機が時間差で襲いかかる!
最初の1機に気を取られたシュメッターリングは迎撃するも、次の2機目が別の角度から襲ってくる
何とか交わしたところで3機目の“プロトタイプ・シュターム”がそれらよりも早いスピードで急接近して確実に撃墜した!
だが、別のシュメッターリングがその攻撃を読み取り、雷粉“プーダー”を撒く!
至近距離での雷撃ッ!
「キャアアアアアッッ!!」
耳をつんざく爆音!
一瞬コクピットのモニターが暗転する
警告音が鳴り響く!
「大丈夫ですか、ターヤさん!」
近くの友軍機が声をかけてくる
「あ、危なかったッ!まともに食らっていたら完全に焼かれてた…」
「でも1機落としましたよ!あの機体拾い上げてウチの研究所に持ち帰れば何かわかるんじゃないですか?」
ターヤは無言で態勢を整える
“……研究所らしい考え方だな、ここは戦場だぞッ?”
「敵の近接攻撃は粉塵爆発のようなものです!接近戦は控えます!今度は私から仕掛けます」
一度散開した3機は雲の中に逃げ込んだ…