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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第25章 〜哀しみのニック〜

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今度は“プロトタイプ・シュターム”が凄まじいスピードでシュメッターリング数機に正面から突っ込んでいった!



背中のキャノンで弾幕を張る!



続けて後ろから“フリーゲン”が続く



当然シュメッターリングのほうも先の攻撃パターンを読んで3連攻撃に備える


シュメッターリング数機は上下左右に散開して別の角度から2波3波を迎え討とうとしていく!



先頭の“プロトタイプ・シュターム”は急接近はするものの、雷粉“プーダー”を撒かれまいと手前で急上昇する



シュメッターリングたちは通り過ぎた先頭の“プロトタイプ・シュターム”を無視して2波3波の“フリーゲン”を迎撃していく!



爆発!



突然シュメッターリングの1機が爆散する!



上空に逃げ込んだはずの“プロトタイプ・シュターム”が背中の巨大なバスターランチャーを構えていた!



「同じ作戦を繰り返すわけないでしょッ!」


上空からシュメッターリングたちを狙撃していく



背を向けていたシュメッターリングたちは次々と被弾していく……


アリッサもモニター越しに見ているだけで指が震える


「あ、あんな1機に……!」



あのスピードで駆け抜けたはずの新型機がなぜ方向転換も済ませ、狙撃態勢に入れたのか?



スティーブも引き際を感じているようだった…


だが散開したシュメッターリングのうちの1機さらに新型機よりも上空に位置している!



上空のシュメッターリングは雷粉“プーダー”を散布させた……!


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