浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第26章 〜電子戦争〜
(1)
ナオトはコンドミニアムの一室で目が覚めた
明るい部屋
大きなベッド
隣にはくっつくようにシンシアが眠っていた
寝顔だけだと本当にティーンぐらいの少女に思える
外見とは異なり、自分よりも歳上らしい
そんな上司・部下の関係ではあったが、ナオトの身に起こったことにより体調まで崩してしまったと聞く
普段、冷静で強気な発言が目立つシンシアが普通の女の子ような一面を覗かせていて、ナオトは改めていとおしく感じていた
半開きのくちびるが、無邪気な子供の寝顔のようで笑ってしまう
ふと、シンシアがパチっと眼を開けた
「おはよう、シア」
「……」
寝ぼけているのか見つめ合ったまま返事はない
「……シア?」
「……女性の寝顔を覗き込むなと言っただろう」
怒られてナオトの朝が始まった
ナオトはコンドミニアムの一室で目が覚めた
明るい部屋
大きなベッド
隣にはくっつくようにシンシアが眠っていた
寝顔だけだと本当にティーンぐらいの少女に思える
外見とは異なり、自分よりも歳上らしい
そんな上司・部下の関係ではあったが、ナオトの身に起こったことにより体調まで崩してしまったと聞く
普段、冷静で強気な発言が目立つシンシアが普通の女の子ような一面を覗かせていて、ナオトは改めていとおしく感じていた
半開きのくちびるが、無邪気な子供の寝顔のようで笑ってしまう
ふと、シンシアがパチっと眼を開けた
「おはよう、シア」
「……」
寝ぼけているのか見つめ合ったまま返事はない
「……シア?」
「……女性の寝顔を覗き込むなと言っただろう」
怒られてナオトの朝が始まった