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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第28章 インド編②プラガーシュ 〜最初の灯り〜

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作戦行動からの帰還後、ソニアの部屋にタオが遊びに来ていた


ソニアの部屋は4人部屋だったが、空き部屋のため独りで使っていた


空いている二段ベッドはマットレスのみ敷いてあって、シーツなどは無い


今のところ誰かが入室してくる予定も無さそうだ


「今日はルームメイトは夜勤なのよね」


「ルームメイトもメカニックの子なの?」


「ううん、機関部の子よ、ふたりとも油まみれの指なのよね」


ふたりはスナック菓子とビールを楽しみながら様々な話題を話していた


「ソニアはここに来るまではどこの基地に居たの?」


「もともとはカナダだけど、アジア空軍に編成されてからはシンガポールもベトナムも居たわよ
 オトコには困らなかったわね」


「そりゃあ、そんなデッカい胸を揺らされたらアジア圏のオトコは夢中になるよー!」


「タオの胸もキュートでカワイイじゃない、そこに気付かないオトコがバカなのよ!
 私は気に入ったわよ、スィーツみたいで!」


「……そんな大きいヒトから言われてもイヤミにしか聞こえないわよ」


ふたりはふざけ合いながら夜の女子会を楽しんだ


本来ならば作戦行動中の飲酒は禁じられているが、皆個室では内密に楽しんでいた


「でもチラチラ見るわりにいざとなったら胸はあんまり触らないのよ」


「アハハハ! なにそれ!」


ふたりは深夜までガールズトークを楽しんだ…





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