浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第29章 インド編③アニーカ・カリード 〜闇と孤独〜
(8)
ソニアは自室のベッドに横たわっていた
隣には裸のタオがシーツだけを羽織って自分に密着している
タオがソニアの大きな胸に魅力を感じているように、
ソニアもタオの控えめな身体を気に入っていた
「……わたし、レズビアンじゃ無かったんだけどな…」
ソニアの言葉にタオも応える
「私だってそうよ! こういうのって突然始まるものなのかな?」
「どうなんだろうね? でも、たぶん
私はレズビアンじゃなくて、タオそのものを受け入れたいのだと思うわ
アナタで無いとダメだもの」
「……私はソニアの為だったら、何だってするわ
でも、もし、ナオトが復帰してきたら、またナオトを誘惑するんじゃないの?」
ソニアはうーーん、と唸って
「もうタオが側に居てくれてたら、それは無いんじゃない?
うん、タオのほうがいい」
「本当かなぁ?」
「何よ、信じてくれないの?」
「こんなに目立つ大きな胸をしていて、男が放っておかないわよ、皆がアナタを求めてくるわ」
「私が求めているのは、タオよ」
「私もよ、……私たち恵まれてるわ」
「そうだね」
ふたりはアニーカ・カリードの話しが頭から離れなかった
「彼女の身体、見た? すごい傷跡」
「ええ、タオほど近くでは見てないけど、わかったよ」
「もし、私がレイプされて穢されてしまったとしたら、私を求めてくれなくなってしまうのかしら……」
「そんなことないよ! 傷ついたタオを癒やしてあげられるのはきっと私だけだよ、
私しか居ない!」
「アナタがレイプされたら、私は相手を殺しに行くわ、そして私たちだけで何処か遠くで暮らすの」
タオは想像するだけで、涙が出た
ソニアは自室のベッドに横たわっていた
隣には裸のタオがシーツだけを羽織って自分に密着している
タオがソニアの大きな胸に魅力を感じているように、
ソニアもタオの控えめな身体を気に入っていた
「……わたし、レズビアンじゃ無かったんだけどな…」
ソニアの言葉にタオも応える
「私だってそうよ! こういうのって突然始まるものなのかな?」
「どうなんだろうね? でも、たぶん
私はレズビアンじゃなくて、タオそのものを受け入れたいのだと思うわ
アナタで無いとダメだもの」
「……私はソニアの為だったら、何だってするわ
でも、もし、ナオトが復帰してきたら、またナオトを誘惑するんじゃないの?」
ソニアはうーーん、と唸って
「もうタオが側に居てくれてたら、それは無いんじゃない?
うん、タオのほうがいい」
「本当かなぁ?」
「何よ、信じてくれないの?」
「こんなに目立つ大きな胸をしていて、男が放っておかないわよ、皆がアナタを求めてくるわ」
「私が求めているのは、タオよ」
「私もよ、……私たち恵まれてるわ」
「そうだね」
ふたりはアニーカ・カリードの話しが頭から離れなかった
「彼女の身体、見た? すごい傷跡」
「ええ、タオほど近くでは見てないけど、わかったよ」
「もし、私がレイプされて穢されてしまったとしたら、私を求めてくれなくなってしまうのかしら……」
「そんなことないよ! 傷ついたタオを癒やしてあげられるのはきっと私だけだよ、
私しか居ない!」
「アナタがレイプされたら、私は相手を殺しに行くわ、そして私たちだけで何処か遠くで暮らすの」
タオは想像するだけで、涙が出た