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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第31章 インド編⑤終幕

(2)

体調が悪くなりつつも相手をさせられるファラ


そうこうしているうちに当然のことながらに堕胎してしまう


地主の息子は従者に咎められたのか、医者を呼び治療を受けさせてもらえた


ダリットの階層とは言え、彼のやっている事は犯罪であり逮捕されてしまうことにもなるだろう


暴力やレイプは無くなったが家に帰しても貰えず、監禁は続いた


体調が戻った頃には家周りの家事を強要され、住み込みの家政婦のようなことをさせられた


ほとぼりがさめた頃、またレイプが始まり身も心も彼の従属関係に戻ってしまう


ファラは強引なセックスは恐ろしかったが、セックス出来ないときはいつ殺されるのか不安でたまらなかった

まだセックスの価値があると思われていたのだと妙に〈生きるための試練〉のような捉え方をしてしまっていた


彼に飼われて数年、彼は結婚して子供を設けてもファラを飼い続けた


17歳になった頃、ファラは2度目の妊娠をしてしまう


彼はファラを遠くの別宅へ移し、家族とは別の場所で生活させ、子を産ませた


もともと拉致、集団レイプと始まった彼の行いは上位カーストと言えども犯罪であり逮捕は免れないものの、地元の権力者であれば警察の手も及ばない

特にインドの山間部では珍しいことでもなかったが、親の名前が世に出てしまうことを嫌い、結局手元に置き続けることになってしまった


名目は地方から出てきた少女を別宅の使用人として住まわせていることにしていた


親の仕事を引き継いでいた彼だったが、会社は傾き経営は破綻していた


別宅を持つ余裕も無くなり、かといってファラを自宅に招くわけにもいかず遂に彼はファラを手放すことになった



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