浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第33章 スペースコロニー
(8)
「どうしたんだい、お客さん!馬に乗りたかったらホテルのロビーで受け付けを…
え?……アンタもしかしてシンシア?」
エリーと呼ばれた女性は作業着姿のまま勢いよく尻もちを着いた!
「いや、そんなわけ無い!アンタシンシアの娘ね!このイタズラっ子!」
「違うわ、私シンシアよ!
あぁ、エリー本当に久しぶり…」
シンシアは涙ぐみながらエリーに抱きついた
エリーは抱きつかれたものの、どうしていいのかわからずただただ動揺していた
数時間後
ナオトとエリーは柵にもたれて話しをしていた
視線の先には馬に乗るシンシアの姿
「本当にシア、馬に乗れるんだ…?
冗談かと思ってた」
「あの子がここに居た頃、私の次に上手かったんだよ!
それにしても人体実験に選ばれていたなんて…
ちっとも知らなかった
あの頃のままだよ、本当に…」
「若い兵士のほうが身体能力や反応速度が良いってことから研究が始まったそうなんですけど、まだまだ問題があるみたいで、研究は放棄されたそうです
地球に渡って研究所からの紹介で試作兵器の開発に協力したり、テストパイロットしたりして、今は空軍の兵士ですね」
「兵士だった、だろ?」
エリーは笑った
「そうでした、でも今でも深い大きな傷になっています、彼女は自分で“呪われている”と言っています
突然、老衰で肉体が朽ち果てるかもしれないと……」
「ふーーん、若いままと言っても不老不死なわけないしね、一瞬うらやましいと思ったけどそんなこと言っちゃ怒られそうね」
シンシアは何度も夢中になって馬を走らせていた
「どうしたんだい、お客さん!馬に乗りたかったらホテルのロビーで受け付けを…
え?……アンタもしかしてシンシア?」
エリーと呼ばれた女性は作業着姿のまま勢いよく尻もちを着いた!
「いや、そんなわけ無い!アンタシンシアの娘ね!このイタズラっ子!」
「違うわ、私シンシアよ!
あぁ、エリー本当に久しぶり…」
シンシアは涙ぐみながらエリーに抱きついた
エリーは抱きつかれたものの、どうしていいのかわからずただただ動揺していた
数時間後
ナオトとエリーは柵にもたれて話しをしていた
視線の先には馬に乗るシンシアの姿
「本当にシア、馬に乗れるんだ…?
冗談かと思ってた」
「あの子がここに居た頃、私の次に上手かったんだよ!
それにしても人体実験に選ばれていたなんて…
ちっとも知らなかった
あの頃のままだよ、本当に…」
「若い兵士のほうが身体能力や反応速度が良いってことから研究が始まったそうなんですけど、まだまだ問題があるみたいで、研究は放棄されたそうです
地球に渡って研究所からの紹介で試作兵器の開発に協力したり、テストパイロットしたりして、今は空軍の兵士ですね」
「兵士だった、だろ?」
エリーは笑った
「そうでした、でも今でも深い大きな傷になっています、彼女は自分で“呪われている”と言っています
突然、老衰で肉体が朽ち果てるかもしれないと……」
「ふーーん、若いままと言っても不老不死なわけないしね、一瞬うらやましいと思ったけどそんなこと言っちゃ怒られそうね」
シンシアは何度も夢中になって馬を走らせていた