浮遊空母~ぼくの冷たい翼~
第33章 スペースコロニー
(9)
ナオトとシンシアは牧場近くのエリーの家で夕飯を頂いていた
「ラファールの走り方に似ていたわ!あの子はラファールなの?」
エリーはスープを飲みながら応える
「そんなわけないじゃない!あの子はラファールの孫よ!」
「そうなんだ…、ラファール死んじゃったのね
あの子の名前はなんて言うの?」
「ラファールよ」
「なにそれ!」
2人は大笑いしていた
「きっとアンタ、明日は歩けないよ」
「うん、もうすでにお尻が痛いもの」
「でも何十年と離れていても乗れるものなんだね」
「いや、すっかり忘れてた!つい前かがみになってたわ!脚もグラグラだったし!」
「旦那さんを放っといて夢中になり過ぎよ」
「ごめんごめん、ちょっと久しぶりに牧場に来て、舞い上がっちゃった!」
「いいよ、楽しそうだったし、エリーさんとも仲良くなった」
シンシアは少しムッとして
「エリー!コイツは手当たり次第に女に声をかける女たらしだから気をつけて!」
「ええっ!?」
「だってそうじゃない?アンジェラにマリコにソニアに…」
そこへエリーが割って入ってくる
「アンタだってアルバートに唾つけてたじゃない!」
「わーーー!わーーー!」
シンシアは飲んでいたスープを噴き出して手をバタバタさせた
「旦那さんはヤキモチ焼きかい?」
エリーは笑った
「いえ、ヤキモチを焼くのはいつもシアのほうです」
「牧場頭のアルバートって歳上の男にみんな夢中だったのさ、それをかっさらっていったのがシンシアだよ」
「もういいからッ!!」
シンシアは怒った
ナオトとシンシアは牧場近くのエリーの家で夕飯を頂いていた
「ラファールの走り方に似ていたわ!あの子はラファールなの?」
エリーはスープを飲みながら応える
「そんなわけないじゃない!あの子はラファールの孫よ!」
「そうなんだ…、ラファール死んじゃったのね
あの子の名前はなんて言うの?」
「ラファールよ」
「なにそれ!」
2人は大笑いしていた
「きっとアンタ、明日は歩けないよ」
「うん、もうすでにお尻が痛いもの」
「でも何十年と離れていても乗れるものなんだね」
「いや、すっかり忘れてた!つい前かがみになってたわ!脚もグラグラだったし!」
「旦那さんを放っといて夢中になり過ぎよ」
「ごめんごめん、ちょっと久しぶりに牧場に来て、舞い上がっちゃった!」
「いいよ、楽しそうだったし、エリーさんとも仲良くなった」
シンシアは少しムッとして
「エリー!コイツは手当たり次第に女に声をかける女たらしだから気をつけて!」
「ええっ!?」
「だってそうじゃない?アンジェラにマリコにソニアに…」
そこへエリーが割って入ってくる
「アンタだってアルバートに唾つけてたじゃない!」
「わーーー!わーーー!」
シンシアは飲んでいたスープを噴き出して手をバタバタさせた
「旦那さんはヤキモチ焼きかい?」
エリーは笑った
「いえ、ヤキモチを焼くのはいつもシアのほうです」
「牧場頭のアルバートって歳上の男にみんな夢中だったのさ、それをかっさらっていったのがシンシアだよ」
「もういいからッ!!」
シンシアは怒った