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浮遊空母~ぼくの冷たい翼~

第33章 スペースコロニー

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ちょうど帰宅してすぐに電話がなる

どうやら外出していたシンシアのようだ

エリーは少し話しをして受話器を置いた


「帰るのが少し遅れるってさ、さぁアンタもタオルで髪を乾かしな!濡れた服はそっちのカゴへ」


服どころか、パンツも濡れて、なんなら靴の中は水が溜まっている


ナオトは脱衣場のスペースで服を脱ぎながら手渡されたタオルで頭を拭き上げる


エリーは浴室のほうで何やら作業をしていた


「ああ、やっぱり着替える前に熱い湯に当てたほうがいいかもね」


エリーは給湯機の操作をしてくれているようだ


「さぁ、全部脱いじまいな!オバサンに見られても恥ずかしくは無いだろ!
 私は熱い紅茶の準備をしてくるよ、先に浴びときな」

エリーはバタバタ足音を立ててキッチンのほうへ戻っていった


シャワースペースはトイレと同じ場所で、脱衣スペースと共有している

足元の冷たいタイルと熱いシャワー


ナオトは生き返ったような気持ち良さを味わう


ちょうどシャワーを浴び終えて身体を拭いているとき、バスルームへ下着姿のエリーが入ってきた


「ちょ、ちょっとエリーさん!?」


「アンタ終わったんだろ?次はアタシ、キッチンに熱い紅茶が淹れてあるよ」

慌てるナオトをよそにエリーは下着を外していった


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